グラン・ミュールについて

美味しい食事はもちろん、普段食べている普通の家庭の料理にも合うワインを飲みたい、そんな気持ちから始めた葡萄園です。畑は小諸市内の芝生田と滝原の2地区に分かれており、すべて千曲川ワインヴァレー東地区の右岸といわれる地域にあります。

芝生田の畑は「名誉の畑」 、滝原の畑は「希望の畑」、

糠地の畑は「喜びの畑」と名付けました。

芝生田:名誉の畑、Le vignoble de l'honneur   

小諸市滋野甲146-1

滝原    :希望の畑、Le vignoble de l'espoir        

小諸市滝原1495 


グラン・ミュールとは、「熟した種粒」という意味です。美味しいワインは登熟したブドウの実からできます。その特徴のひとつは登熟した種にあります。ワイン・ブドウの栽培において、常にその状態を目指したいという気持ちを名前に込めました。還暦間近から始めた農業なので、熟年人間の種蒔きといったところです。


沿革

植付け開始

2017年5月、滝原にシャルドネの苗木200本を仮植えをし、芝生田にメルローの約200本を定植したのが始まりです。

20184月、滝原に仮植えの苗の定植を含め、シャルドネ約0本の定植を終えました。また、ピノ・グリを約120本、甲州100本を試験的に植えました。芝生田には、メルローを150本増やし、カベルネ・フラン130本、カベルネ・ソーヴィニヨン約240本を定植しました。プチヴェルドも約40本植えました。

20194年、芝生田にカベルネ・フラン85本、カベルネ・ソーヴィニヨン約220本を増やしました。

ファースト・ヴィンテージ・シリーズ

2019年秋、2017年に植えたメルローと2018年に植えたシャルドネが収穫できるようになり、それぞれ僅かですが醸造に向けて収穫できました。2020年9月にメルロー100%の「晃葉2019」をリリースしました。シャルドネ100%の「風薫る2020」は2021年に販売。
2021年5月にはかつて糠地の「喜びの畑」で栽培していた8種類のぶどうを混醸した「フィールドブレンド2020」と、「希望の畑」で栽培しているピノグリを醸造して「ピノグリ2020」、また、「希望の畑」の甲州と「名誉の畑」の黒ブドウ3種を混醸して「スパークリング2020」をリリースしました。

取り組み

普段の食卓に並ぶ食事、つまり、家庭の和食に合うワインは何か。和食に多い温野菜(煮物、炒め物、茹で物、蒸し物)との最適の組み合わせに取り組むために、主にスイスやドイツで親しまれているシャスラの栽培を始めています。